販促品の心理テクニック

販促品は、商品やサービスを購入しようかどうか迷う人に対して働きかけることのできるツールです。販促品の上手な利用方法とはいかに購入を考えている人に対して「わくわく感」を与えて「店や商品に好意を抱いてもらえるようにする」かどうかです。実際の販売の現場を見ると、販促品そのものを決定的な要因として商品やサービスの購入に踏み切るという人はそれほど多くありません。そこで、販促品に必要なのはその景品分の価格的なお得感よりも、その販促品を貰えることによる心理的な満足となります。
たとえばある商品を購入するとき、記念品をもらったり、商品に関連する写真を撮ってもらえるとします。これは単純にティッシュペーパーやアクセサリーなどを貰える場合に比べてお得感やワクワク感の高いもので、販売促進という効果では高いものが望めます。商品の購入時に満足感を感じてもらえることができれば、次回以降の購入意欲にもつながり、売上にとって重要な「リピーター」となってもらえる可能性が高くなります。
購買時の満足度を増すという意味では、限定的な販促品をつけるということも効果的です。ただ単純に数量無制限で配布する販促品よりも、先着○名様のような限定条件をつけることで、商品を購入したときに配布されるありがたみが増します。
家電製品の場合では、その家電を利用するときに便利なグッズなどをつけるとますます効果的な販促効果を得ることができます。販促品を選ぶときに大切なのは心理効果です。